金のアヒルは、「誹風柳多留」発祥の地記念碑にも用いられた川柳の象徴のひとつです。
羽のあるいいわけ程はあひる飛ぶ
という川柳の原点『誹風柳多留』の編者・呉陵軒可有翁(作家名・木綿)の句から生まれました。
背に負う六角形は、川柳の窓ともなる「六根」(目・耳・鼻・舌・身・意)であり、また川柳で描かれるすべての世界「六道」を象徴します。
わずか十七音の表現でも、人間の感覚と表現世界の広さにより、ふだんは飛べない〈あひる〉でも「ここぞ…」という時には、飛ぶ事も出来るという底力があり、鳥としての能力を見せる瞬間があります。
川柳文化振興会は、そんな組織として川柳普及、文化振興のために尽くしたいという事を表しています。
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